参考書籍

帝国日本と朝鮮牛
著者:蔣 允杰

本書では、近代日本と朝鮮半島の関係を捉え直すための媒介として「朝鮮牛」に着目する。
朝鮮牛は、帝国経営を支えた重要な農業・軍需資源であり、朝鮮植民地化の過程でその確保と消費は体系化していった。
日本による朝鮮牛統制の歴史的展開を国際的な視点から分析することで、新たな日朝関係史像を提示する。

アジア人物史 第11巻 世界戦争の惨禍を越えて
著者:姜 尚中 (監修), 青山 亨 (編集), 伊東 利勝 (編集)他

評伝を積み重ねて描く、本邦初の本格的アジア通史全編書き下ろし。
「アジア」と名指される広大な領域を、東西南北、古代から21世紀へと、縦横無尽に駆けめぐる。
現代のアジア史研究の第一人者である編集委員たちと、東洋史研究の伝統を継承した人々が、古代から21世紀までを展望し、圧倒的個性を掘り起こす!

高円宮殿下が見た韓国
著者:高円宮 久子

皇族初の韓国訪問記。高円宮殿下が写真を撮り、妃殿下が文章を綴る。2002FIFA World Cup Korea/Japanの開会式に皇族として戦後初めて韓国を公式訪問された両殿下。高円宮殿下がお撮りになった写真と妃殿下の生き生きと綴られた文章で日韓の新しい歴史を刻む。

韓国の「昭和」を歩く
著者:鄭 銀淑

そこには懐かしい“日本”があった
終戦60年、日韓併合から95年。
韓国と日本のありのままの姿を探る旅

<日本の人たちにも「懐かしい」の後にプラスαの何かを感じてもらいたい。 もし、みなさんが住んでいる街に言葉の通じない外国人が押し寄せてきて、一等地に見慣れない家を次々に建て始めたら、どう感じるか。ほんの少し想像力を働かせてほしいのだ。 日本人は、植民地支配について「あまりにも無自覚な人」と「やたらと反省する人」の二極化が激しいのではないか。いずれのタイプと話をしても、ぎくしゃくしたものを感じてしまう。韓国人と日本人は、本当はもっと肩の力を抜いて話し合えるはずである>(「まえがき」)より。
気鋭のジャーナリストが祖国を歩いて見つめ直した、新しい視点による日韓歴史文化論